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う、動くのか!?

時代は昭和。
子ども達は「銀玉鉄砲」と言われる粘土を固めて丸くし、
銀粉をまぶした弾をストライカー式の鉄砲(ワルサーP38やルガーがデフォ)で
公園で「撃ち合い」に興じていた。
(銃では無く、すべては「鉄砲」と称していた)
今、考えるにこの「銀玉」はエコ弾の極みである。
他にも円盤を飛ばす鉄砲や、ちょっと年上の兄ちゃん達は
プラスチックのカプセルのような弾を飛ばすリボルバーがメインウエポンだった。
そのリボルバーは「葉っぱ」を貫通する無敵の威力に恐怖した。

少し成長した子ども達は「ツヅミ弾」式の鉄砲を手に入れる。
当時のSSシリーズは値段も高く、お子様には手が届かない代物。
LSのキットのM16やトンプソンで「撃ち合い」は続く。

時代は進み、子ども達は少し大人への階段を上る。
弾も「つづみ弾」から6mmBB弾に主役を移し
高校生になった「身体は大人、頭脳は子ども」な青年達は
豊富なラインナップから好みの銃を選べるようになった。
マルシンM1カービン(コッキング、カート仕様)や
MGCのGASガン、ベレッタ93Rが発売された頃である。
「撃ち合い」は激しさを増し、負傷者が相次ぐ。
「このままではダメだ。せめて目は保護しよう」とゴーグルの
必要性を自主的に言い出した時代でもある。
「撃ち合い」はいつしか「サバイバルゲーム」と呼び名を変え
ルールと保護装備が整備されていく。
メインウエポンはマルゼンKG9 PRO(カート式、カートキャッチャー装備)
に移るが、マルシンMP40(コッキング、カートレス)に浮気もする。

だが、カートレスのGUNが出現する頃、時代は徐々に変わって行く。
パワーソースもコッキングからフロンガスや外部タンクに移り
パワーだけが飛距離と集弾性を伸ばす唯一の手段の時代。
エアソフトガンの暗黒時代の幕開けである。
缶コーヒーのスチール缶の両面抜きは当たり前。
一斗缶もべこべこにする極悪銃が出回った。
弾も0.43gやベアリングを飛ばす時代。
安全な「撃ち合い」から危険な遊びへと変わっていった。
幾らゲームの上とはいえ、人に向けてその危険な銃の引き金を
笑いながら引ける「大人」について行けず、この世界をリタイヤする。

社会に出た青年達は「比較的安全」にルールを作り
「大人な遊び」として山奥でひっそりと楽しむ人達に出会う。
弾も0.3gの「あたるくん」や0.25gが主流。っが、当たると「とにかく痛い!」
だが、ケガをする程でも無く、アドレナリン全開の精神状態が気持ちいい。
溜まっていたフラストレーションは一気に爆発する。
サバゲ漬けの日々が続いた。
当時はまだガスガンが主流だった。
長物(ライフルや機関銃)はJACやアサヒが幅をきかし
ハンドガンはMGCやデジコン92Fが独壇場だった時代。

そんな時代に「電動ガン」なる物が市場に出現。
一気にガスガンを駆逐して行くのであった。
さらにHOP UPなる技術が一般的になり、飛距離と集弾性が飛躍的に
向上し、危険なパワーも必要無くなり「より安全」に遊べる
ツールとしてのエアソフトガンの幕開けであり、
「サバイバルゲーム」いわゆる「サバゲ」が社会現象まで拡大し、
社会に認知され、肩身の狭さを和らげてくれた時代である。

なんて、長い前置きなんだ・・笑
やっと本題である。
ここまで読んだ貴兄には敬意を表し「有り難う」と心から。
でも、まだまだ続くんだな、これが。

発売は1992年。
おそよ20年前の代物である。
マルイ製、電動エアーソフトガン MP5A5
かなり年期の入ったGUNです。
室内戦用にしていたので、中も外も「どノーマル」です。

と言うのも、先日会社関係の人から久しぶりに
サバゲのお誘頂いて、約14~15年ぶりに参加させて頂きました。
当時、腰、腕、指と立て続けに壊れ、さらに事故に逢ったりで再び
この世界のリタイヤを余儀なくされました。
一抹の不安は有った物の、なんとか再デビューしました。
しかし、あれだね、
やっぱ、楽しいわ!この遊び。
ストレスも吹っ飛ぶし、さいこー!ですね。


しかし、問題が・・・
ブランクが長かった為、今流行のGUNを持っていない。
倉庫から古い装備一式を持ち出したのは良いけど。
「動くのか?」って程、長い間放置してあった電動ガン。
バッテリーも当時の物。
ニッカドの8.4V。
充放電を繰り返し、なんとか容量を確認。
マルイ純正がなんとか復活。
他社製は・・・残念ながら御臨終も。
マガジンにBB弾を込め、コネクターをつなぎ「いざ!」
トリガーを引く。

シュタッタッタッタッタ・・・
快調に作動する電動ガン。
さすがノーマル。
耐久力もハンパじゃないね。

装備一式をカバンに詰めてはまた出して・・・
まるで遠足前の子どもである。
今も「身体は大人、頭脳は子ども」なのは変わっていない。

ゲーム当日は炎天下に置いた温度計の針も振り切れる残暑。
(メモリは50度までだが、60度を超えたあたりか?)
かいた汗は絞れる(いやいや、マジで)ほど。

最近の回転の速い電動ガンに混ざって、骨董品のMP5も現役バリバリ。
ブランクなど微塵も感じさせない、快調な作動・・・
しかし、僕のブランクは大きかった。
肥大した腹回りは、チェストリグのベルトを10cmも伸ばすハメに。
こりゃ、いかんね。

僕の肥大化はさておき、今日のお題はこれ。
マルイ 初代MP5A5 電動ガンです。
一度塗装して、金属っぽくしてあるとは言え、
プラ素材です。
HOPバージョンの前のフレームを削りまくって、HOPチャンバーを
組み込んだ改修版。

ゲームから帰ってきて、メンテがてらばらした所で
「ついでだから、塗装し直そう」って事で
金属っぽく、さらに「使い込まれた」感じで再デビューを
させてやろう!って事です。

もとはこんな感じです。
DSC01813.jpg

DSC01815.jpg

これでも「良い感じ」なのですが、
20年物の老戦士風に、っというか本音は
「あ、フレームが金属なんだ!」と思わせる、せこい作戦。
実銃が云々では無く、使い込まれた「おもちゃ」をイメージ。
「只のツールだからね。傷ついても気にしてない」を装う作戦。
派手にダメージを装って「年季」を全面に押し出してみる。
金属フレームに見せかけて「金掛けてんなー、此奴」と思わせる塗装に。
我ながら発想がせこすぎる・・・


先ずは下地から 2011/09/15

マルイ電動エアーソフトガン、MP5A5を解体します。
解体の仕方は詳しい方のブログでも参考にしてください。
だって、写真撮り忘れたし。
今回の目的は塗装だし・・・言い訳だけど。

フレームはモナカ常態。
素材はABSです。
シルバーで下地を塗装。
なんでシルバーかって?
本当に塗装が削れたらシルバーが出る。
それがいい!・・・はず。
(多分塗装が剥がれる程のダメージなら地材まで行くだろうけど)
DSC01816.jpg


試しに仮組。
あれ、なんだかSFの未来銃みたい。
ここでアッパーレシーバとストックエンドも塗装する事に気づく。
自分の計画性の無さをいまさら嘆いても何も解決しない。
前向きに生きることにする。
(ストックは本当に剥げてます)
DSC01819.jpg


ここに来て、意外とパーティングラインが多い事に気づく。
モデラーの性(さが)が「ヤスれ!ヤスれ!」と囁く。
DSC01820.jpg


いくら削っても結局分割するラインなので
無意味な事だが、削らずにはいられない。
モデラーとは不自由な生き物で有る。
ちなみに、某TVゲーム機本体のヒケやパーティングラインも
気になって仕方がない事がある。
職業病とは恐ろしい。
「いつか面出ししてやるからな!」とか思っている自分に気づく。
DSC01821.jpg


溶接後を焼きごてで作り直す。
「円を描くように溶接棒を溶かすんだ!」
そう叫ぶ親方の顔が浮かぶ。
焼きごてを「円を描くように」溶接をしているイメージで
ABSを溶かしていく。
この後、ペーパーでグラインダー仕上げのように削って仕上げる。
時に「親方」って誰だ?
DSC01823.jpg


老兵は死なず、
ただ再デビューさせるのみ(強制的な意味で!)
 2011/09/16

年季の入ったマルイ電動ガンMP5に、歳相応の年輪を刻む。

黒にパールを混ぜたパールブラックで全体を塗装。
綺麗になったパーツに、シルバーで剥げを書き込む。
マガジンの受け周りは結構派手に。
DSC01825.jpg


フロントサイト、アッパーレシーバ、本体、ストックエンド
と色目を変えて塗装。
その後に、シルバーでドライブラシと剥げチョロ塗装。
本当の金属製のフラッシュハイダー(銃口部分)の方が綺麗という
意味の無いことに・・・
DSC01826.jpg


長い間使って来たので、スレによる傷が全体に・・・
「お!金属フレーム?年季入ってんね!」
っと思ってくれたら、今回の作戦は成功です。
DSC01828.jpg


スチールプレスの感じの色目を出すのに試行錯誤。
ドライブラシはかなりきつい目。
「1/1だから出来る事」って意外と多い事に気づいた。
これは今回の収穫だな。
金属製のストックの傷は自然に出来た物。
むしろ「不自然」に見えてくる。
後はハンドガードとロアフレームのツヤを押さえてやると
実銃っぽくなるけど、それはそれ、これはこれ。別の話で。
DSC01824.jpg


1/35とか1/48とかのプラモデルの場合、そのままスケールダウン
した縮尺模型にこれだけ傷をつけると(塗装的に)嘘っぽくなる。
そこはデフォルメが必要な部分。
リアルを追求すると、リアルさが無くなる。
難しいね~。

とにかく、この20年物の本当に年季の入った電動ガンは
(分解して解ったが、各部に本当に歳相応のガタは来てる)
しばらくメンテしながら、メインウエポンとして活躍して貰おう。
(っと良いながら、新しい物に目はつけてるんだが、先立つものが
無いので、しばらくはこの子で我慢だな)

ネタ的には面白い物だったね。
1/1の塗装とか、実は機会が無いのよね。
他の電動ガンにもやってみたくなっちゃった(爆)
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No title

>ペンギン68さん
はじめまして。
「ガンプラペンギンズ♪」の中の方ですよね?
いつも楽しく拝見させて頂いております。

この世界、同年代の方が多いですよね。
かなり高年齢化が噂されていますが(笑)
ガンプラ、ラジコン、鉄砲と社会現象にまでなった時代の
「遺産」のようなものですね。僕たちは。

これからもよろしくお願いします。

No title

初めまして。

訪問リストからのぞいて見たのですが、銀球鉄砲~のお話、
もろにかぶる世代なので思いっきり読み込んでしまいました(笑)

僕はサバゲーはしていなかったのですが、一つ下の後輩がはまっていて
(そんな彼は某県警で今では本物を・・・)
今回のブツはリアルで見ていたので懐かしいです。


回顧談なのかな?と思っていたら、メンテから塗装へと持っていく
モデラー魂、素晴らしいです。

ガンプラ関連より熱心に見てしまいました(笑)

また訪問させていただきます。

No title

久しぶりに無心で山を走り廻りましたけど、
サバゲってほんと、楽しい遊びですね。
これはルールと防具で安全なスポーツだと思います。
年齢に関係なく遊べますしね。

装備はなかなか捨てられずに持ってましたよ、僕も。
「いつかまたゲームに現役復帰しよう」というのがあったのかもしれません。

フィールドに立って感はすぐに戻りましたけど、
身体のブランクは・・・
体型は変わって無い(本人目線ですけど)つもりだったのですが、
装備はちゃんとサイズを覚えてくれていました。苦笑



No title

20~23歳の頃はやってました
その頃の装備はまだあります
ハンドガンでプリンキングするぐらいです
たまには参加してみたいですが私も肥大率は相当なので走れるかどうかですね
プロフィール

Kita

Author:Kita
北 洸斗(きた ひろと)

ここに来たら
いつでも、どこでも、
どんな時でも
 "14才"にしてやるよ!
的なAssureCraftのブログです。
ホビーから模型まで色んな事にチャレンジします。

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